「うつ症状かもしれません。会社休みます。」
8月某日
朝から涙が止まらない。
出勤時刻が迫ってきているが、身体が本当に動かない。
服を着るために、引き出しから、服を、出す、袖を、通す。
ふーーーーー。一休み。
日常生活でさえ、なにか行動するのに凄く、勇気がいる感覚なのだ。
涙は止まらない。
頭がぼーーとしてくるので、熱を測ってみる。微熱。
頭に血が上ったからか、鼻水拭こうと思ったら鼻血だった。
あーー、こりゃ、もう今日はダメだな。
人手を確認し、休めそうだったので休むことにした。
「、、、うつ症状かも知れません。診療科にいこうと思います。本日、涙で接客ままならず、仕事になりそうにないのでお休みいただいても宜しいでしょうか。」
そういえば、ここ数ヶ月、泣いてばかりだった。
もう、心が疲れてしまったよ。
私はこの「社会」に適応しようとして、
東京という異常な環境に適応しようとして、
これが普通なんやって弱音吐けるかって、
自分を殺して生きているような気持ちでした。
生きるのが、ヘタクソでした。
気付いたら、私が大事にしたい
「美しいと思う心」も死んで居ました。
もう感情がほとんど無いような感じでした。
ただ、涙がつらつらと流れるのです。
あれ?生きる場所ってここだけじゃないのに、なんでここで生きているんやろう。
私は、診療科を十何件か電話したのち、やっと当日行ける所をみつけました。
皆さん、病みすぎ(笑)
電車に乗って、診療所へ向かう。
それでも止まない仕事対応。
電話にメールを返して、クレーム処理をして。
あれ?本日、休日では??
日本社会って一体どこまで働かせるんやろう、、、。
そんなこんなで診断を終え、
診断書をいただき、診療所を後にする。
さて、明日からどうしようか。