「眠い」からねぶた祭り? 意外と知らない日本の祭り
こんにちは、
2019年に、お母さんとねぶた祭りツアーに参加したアカネです。
青森のねぶた祭、立体的な飾り物で有名ですよね!
(ねぶた師唯一の女性ねぶた師の作品)
お盆の前の週くらいにあるので(8/2-7)休みが取りづらいのが難ですが行ってみると、
すごく迫力もあり、リズムを心地よく、ねぶたは凄く美しくて力強くて、いい気持ちになりました(〃ω〃)
青森市のねぶたの特徴
青森駅近くのねぶたは、
跳人(とびと)と化人(ばけと)がいて、祭りを盛り上げてくれます。
跳人は県外の人も正装を手に入れれば自由に参加できるのも魅力的!(デパートで一式買ったり、レンタルもありました)
多いと2000人ほどが跳人になるそう!
化人は顔を白塗りしたり女装したりして盛り上げてくれます。
一応、化人協会のようなものがあるそうで、列に居るのは‘ちゃんとした’化人です。笑
(ぶれちゃった♡)
みんなで「らっせらー!らっせらー!」と声かけして盛り上がますが、
こちらは「もっと寄付出せ」と子どもたちがねぶたを作るための資金集めに使った言葉がなまって
「もっとだーせ!」→「もっとらーせ!」→「らっせらー!」
、、と変容を遂げたと言われています。笑
もっとだーせ!と声かけするのも、直球すぎて可愛いなぁ💕
ねぶた?ねぷた?
一説によると、
「ねんむた〜」→「ねむた」→「ねぷた」→「ねぶた」と変化していったそうです。
内陸は「ねぷた」という訛り方。
海辺は「ねぶた」という訛り方なんだとか。
眠いから来ているなんて、とっても可愛いですよね。
眠気覚ましに何かしようと始まったとも言われています。
その昔は七夕の灯篭流しから始まり、次第に灯篭を大きくして、持って歩くようになったそう。
(江戸時代のねぶた)
それが次第に巨大化し、今や「ねぶた師」という専門の職人さんがいるほどです。1年かけて作っていくのだから、職にしないと続かないですもんね。
青森市のねぶた祭りにいた現地のボランティアやってるおっちゃん曰く、
昔は勝利の祭りだったそうで、灯篭の横で生首も持っていたとか。
おっちゃんほんまかいな!と思うけれど(笑)、とりあえず信じておきます🙆♀️(ほんまやったら結構不気味な祭り。笑)
全長23メートルノッポなねぷた、立佞武多(たちねぷた)
ねぶた祭りの次の日、
わたしたちは五所川原の立佞武多(たちねぷた)のお祭りを見に行きました。
青森駅から五所川原駅までは、車で50分、電車で1時間半ほど。
ちいさな町に、立ち昇るねぷたが出陣します。
(なんとこちらは後ろ側!表側はもっと勇ましい)
青森のねぶたは20ほどの数の大きなねぶたが軒を連ねますが、五所川原の立佞武多は年に1つ新しいのが更新される仕組みで、合計3つの23メートルほどの大きな立佞武多がメインです。
(他にも小中のねぶたがあります。中の大きさでも4階建くらいの大きさはあります!)
立佞武多は雨にも風にも負けない強い障子で作られていて、水に強い絵具で色付けされているため、雨の日だって出陣できます。
雨の日の青森市のねぶたは、大きなラップでくるむようにビニールで覆われるそうです。立佞武多の方がお金かかってる気がします!笑
そして、そんな強い立佞武多はなくなるとき、使えるところはグッズ等に再利用されるそうです。エコ!
80年ぶりに復活した立佞武多
実は立佞武多、戦争の後すっかり途絶えておりました。
戦火を浴び、文化も散ってしまったのです。しかし、おじいさんの遺産、、間違えた、遺品を整理していたある若者が立佞武多の設計図を見つけ、そこから3年かけて見たことのない立佞武多を製作していったのです。
ちなみに、五所川原の立佞武多の掛け声は「やってまーれやってまーれ!」と聞こえます。
こちらは「おらのねぷたが1番!」と、他の町のねぷたに石を投げたり槍で突いたりして1番になろうとした時に使った掛け声らしいです。笑
「やってまえー!」って感じでしょうか。投げられるのは嫌だけど、ちょっと楽しそうです( ͡° ͜ʖ ͡°)✨
青森各地に広がるお祭り
ねぷた、ねぶた、どちらも合わせて青森に40箇所ほどあるそうで、地域全体が盛り上がりを見せています。
そんなにみんなして眠かったのかなぁ笑
(発祥は「弘前(ひろさき)」と言われています)
ねぶた祭りのある日はホテルが3倍の値段!なんなら、それでも取れないそうです!
ぜひ出発をご検討の方は早め早めのご計画でお出かけください(^^)
青森市のねぶた祭りは、ねぶたが通る道の歩道は全て予約席でした!
当日券もありますが、予約があった方が、しっかり見れそうです🙆♀️
まーまー遠かったけど笑、とっても素敵な日本の文化を感じることが出来て、湧き上がるような嬉しさです(^ν^)
皆さんも機会があれば是非!