あかねの日常ハンティング

あかねの日常ハンティング

刹那な毎日をハントしていきたい。毎日一歩一歩。旅と日々について

絶えぬ両親の口げんかの先にあるもの

ずっとここにいちゃいけないと思ってて、高校生の頃から家を出たかった。

お母さんは大概いつも、怒っていて、お父さんの逐一のソレにイチャモンをつけている。

それがウルサイと思っていたし、子どもに与える影響として好ましくないと思っていた。

だって子どもは親を真似てしまうから。

お父さんが会社を辞めてしまって、お母さんの頭に血が登った時はひどかった。

私も働かなきゃ!って思って無理くりバイト入れたり、留学も給与奨学金を利用しないと行けないなって思ってた。

なんせ、ここにいたら可能性が狭まりそうだって思ってた、将来も、思いやりの心も。

離れていた実家に

帰ってきて、

よかったと思う。

それは、そんなケンカばかりの2人が、すごく愛しあっているのだと気づいたから。

お母さんは、お父さんの前でやっと素直になれる。自分をさらけ出せる。

お父さんは、それを、文句を言いながらも、ぜんぶ受け止める。そして、お父さんは受け止めてもらってるとも思ってる。

お母さんは、お父さんじゃなきゃダメやなと言うし、

お父さんは、お母さんじゃないとやっていかれへんかったなと言う。

こんなに暮らしていたけど、

積み重ねないと分からない事もあるんやね。

こんなに一緒にいたから、

離れてみないと見えないんやね。

今になって、羨ましいとさえ思う、2人の姿を、

子どもながらに誇らしい気持ちになるこの頃であります。